STORYブランドストーリー

鋳物の匠が生み出す、
創意の器。

常陸錫器は、茨城県東海村に
ある鋳物工場「澤幡製作所」
が製作する錫器ブランドです。

砂型の成形から鋳込み、磨き
まで、ひとつひとつ職人の手
で作られ、砂目の模様などひ
とつとして同じものはありま
せん。程よい重量感、手にな
じむ感触、錫独自の口当たり、
いつもの飲み物が格別なもの
に変わる器。

常陸錫器ができるまでには、
多くの試行錯誤と職人の思い
が織り重なって誕生しました。

はじまりの物語―挑 戦―

「錫でできた器を父に贈りたい。作れないだろうか」という社員の提案が、常陸錫器の構想の始まりでした。錫という素材は扱ってはいたものの、錫単独で鋳物を作るのは初めての試み。当社は今まで一般のお客様が目に触れない工業用鋳物を製作してきたため、お客様に満足いただける器を作るには大きな挑戦でした。澤幡製作所の一大プロジェクトとして、オリジナリティのある完成度の高いものを創り上げたいと試作を繰り返してきました。

コンセプト―想 い―

自然が豊かで、美しい海も山も川もある茨城県。錫器にはそのような茨城の美しい風土を表現したデザインになっています。デザイナーと職人のものづくりのこだわりを器に落とし込み、感触、フォルム、口当たりなど、細部まで心遣いがいきわたった製品が完成しました。器を手に取ったとき、使うときのひとときや空間が特別となるような逸品でありたい。と、ひとつひとつを丹精込めて手作業で仕上げています。

未来へ向けて―商品価値―

錫という素材の性質は、他金属に比べて柔らかく加工しやすいことが特徴です。落としても割れにくく、変形しても元の形に戻すこともでき、使用を重ねるごとに、錫独特の色に深みが出て味わい深くもなります。資源の有効利用という観点からも、錫は再利用、リサイクルに適した素材。使い続けるなかで、愛着と共に価値が生まれるような製品でありたいと常陸錫器は考えます。

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